ホタル舞う水田を守る農業法人の後継者候補を募集。「東松島ほたる米」が人気 | ニホン継業バンク
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2023.03.10

継業中


ホタル舞う水田を守る農業法人の後継者候補を募集。「東松島ほたる米」が人気

後継ぎ募集

ふるさとの原風景を守るため。仲間とはじめた農業法人

根古地区には40ヘクタールの水田がある。うち31ヘクタールをみずほファーミングが管理している

東松島市の根古(ねこ)地区は、田園風景が美しい集落です。21世帯が代々受け継いできた40ヘクタールの水田に、夏にはたくさんの源氏ボタルが舞います。

現在、この美しい景観の源でもある水田を管理するのが、農事組合法人みずほファーミングです。

源氏ボタルの舞う根古の水田

高齢化が進み、それぞれの家で水田を管理することが難しくなってくることを危惧した根古地区の兼業農家3人が2008年(平成20年)にみずほファーミングを立ち上げました。その考えに賛同した住民から約半分の農地を預かり営農を開始し、現在(2023年3月)は、同地区で31ヘクタール(地区外を含めると33ヘクタール)の農地を管理しています。

代表理事の相澤英俊さんは市役所の元職員。50歳で退職し、みずほファーミングを立ち上げた

みずほファーミングにより、多くの水田が維持管理されるようになったものの、創業から15年が経ち、現・代表理事の相澤さんも65歳になったことから、みずほファーミングの後継者となってくれる新しい仲間を迎えることにしました。

ふるさと納税でも人気の「ほたる米」

東松島市のふるさと納税でも人気の「東松島ほたる米」10kg

みずほファーミングの主力は、味と香りがよく、ねばりが強い宮城県を代表する品種「ひとめぼれ」。これを「東松島ほたる米」としてブランド化し、福祉施設や学校、飲食店、輸出事業者などに直接販売しています。中でも東松島市のふるさと納税の返礼品では、年間約700件の寄付を集める人気商品です。

稲作と合わせてハウス栽培も行っている。写真はリーフレタス

みずほファーミングでは「ひとめぼれ」のほか、同じく宮城県の品種「だて正夢」と飼料用米を栽培しています。また、合わせて20アールのハウスでキュウリやリーフレタスも栽培。ブランド化による米の販売とハウス栽培などが功を奏し、黒字経営を続けています。

トラクターなどの農業用設備も充実している

次期経営者候補として根古の仲間に

現在、みずほファーミングは、代表理事の相澤さんのほか、理事2名、正社員1名、パート従業員3名で運営されています。今回はこの組織に加わり、将来的には理事として、みずほファーミングを経営し、根古の原風景を守ってくれる後継者候補1名を募集します。

後継者について相澤さんは、「未経験者でも構いません。自分たちも毎年毎年、いかに効率よく、生産性を上げるか学びながら農業をしているので、体力とやる気があれば大丈夫です」と話してくれました。一方で「根古の住民になって、草刈りや水路の泥上げなどの共同作業にも参加して欲しい」とも。地区の水田を預かる農業法人だからこそ、技術以上に住民との関係性を大切にする必要があります。

住む家はありますか?と尋ねると「心当たりはあります」との返答。会社の先輩(代表)であり、根古の先輩でもある相澤さんがいれば、就農も移住もきっと心配ありません。

ホタルの里の住人として、根古の風景を未来に残す営みは、都市では得ることができない充実感をあなたに与えてくれるはずです。

募集要項

事業者名

農事組合法人みずほファーミング

所在地

根古字朴木沢33-1

業務内容

農業(主に稲作のほか、キュウリ等のハウス栽培)

HP

みずほファーミングHP

継業までの流れ
  1. 問い合わせ
  2. オンライン面談 
  3. お試し移住・仕事体験(45日以上、67日まで。3日間は仕事体験をしていただきます)
  4. 正式に応募「東松島市地域おこし協力隊応募用紙」及び「履歴書(様式は任意)」を郵送またはメールで提出
  5. 書類による1次選考
  6. 2次選考(現地)旅費、交通費等は、応募者の負担となります。
  7. 地域おこし協力隊として採用。期間中は隊員として技術を習得しつつ継業の可能性を相互に理解する
  8. 任期終了後に継業、就業、卒業

継業時の条件
  1. 概ね3年間の研修後に、理事と面談の上、理事就任を決定します。
  2. 理事就任時には、350,000円の出資金が必要となります(助成制度あり)。
継業までの待遇
  1. 東松島市地域おこし協力隊として市が委嘱します(東松島市との雇用契約はありません)。
  2. 委嘱期間は、任命された日から1年間とし、勤務実績等により、1年ごとに最長で3年間まで委嘱期間を延長することができます。
報酬

月額:230,000円
※賞与、退職金はありません。
※国民健康保険税、国民年金保険料は各自で加入となります。

活動費

活動費として年間2,000,000円を限度とし補助します。

・3年後の継業に向け必要な講習・研修

・家賃、通信費、燃料費、備品購入費

 等に活用できます。

対象者
  1. 現在、条件不利地域を除く三大都市圏内の都市地域又は政令指定都市に住民票を有し、採用決定後は東松島市に住民票及び生活拠点を移すことができる方(家族での居住も可能です。)
    ※同一地域において2年以上地域おこし協力隊員として活動し、解嘱から1年以内の方は、上記の住民票所在地は問いません。
  2. 年齢 おおむね20歳から45歳までの方
  3. 性別 問いません。
  4. 心身ともに健康で地域住民と協力しながら活動ができる方
  5. 協力隊活動終了後、東松島市において継業して定住する意欲のある方
  6. 住民と協力しながら、地域を元気にするために意欲的に行動出来る方
  7. 普通自動車免許を所持し、日常的な運転に支障のない方
  8. パソコンの基本的な操作(エクセル、ワード等)ほか、インターネット環境を活動に利用できる方(活用する意欲のある方可)
  9. 委嘱期間中、東松島市に居住可能な方(市の住民基本台帳への登録必要)
  10. 地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方
サポート

移住に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。

 

東松島市移住定住について

 

令和5年度 東松島市地域おこし協力隊募集要項

その他の継業情報