まるで海の上にいるかのよう
能登島シーサイドハウスがあるのは、能登半島七尾湾に浮かぶ能登島。能登半島国立公園に含まれ、「能登の里山里海」として世界農業遺産にも選ばれるほど豊かな島です。まちとは違うゆっくりとした時間が流れているようで、それを「島時間」と呼ぶひともいます。
宿の自慢は、目の前に広がる能登の海と、海の幸。
漁師でもあるオーナーの角口俊隆さんが毎朝自分の手で獲ってくる魚は絶品と評判です。
能登島シーサイドハウスの開業は、昭和の「奥能登ブーム」の頃。昭和57年の能登大橋の開通。フェリーの廃船など、島の移り変わりをみてきました。
今は一時期ほどの忙しさはないけれど、かわりに能登の自然をゆったりとたのしんで、くつろいでもらえる宿にしたいとオーナー角口さんと息子さんの二人で切り盛りしています。
能登島の魅力を発信してほしい
島は、能登大橋が開通したことにより、年間100万人が訪れる観光地になった一方で、人口の流出が進み、6,000人あった人口も今では3,100人ほどになりました。けれど、角口さんは、能登島には可能性がたくさんあると考えています。
「能登島には誇れる豊かな自然がたくさんある。情報の発信がまだまだ足りていない」と角口さんはいいます。
たしかに、七尾湾にイルカが棲みついていたり、海ほたるがみえたり、パワースポットがあったり、景色や自然、食以外にも能登島には魅力・可能性がたくさんあります。それを新しい発想で、全国・世界に発信してほしい。能登島シーサイドハウスを拠点に新しいことにチャレンジして、能登島の可能性を広げてくれるひとに、事業を譲りたいと角口さんは考えています。