青森イベントサービスは、青森市を中心に公官庁から地元企業、市民まで、約200社との取引実績があります。オリジナルデザインのTシャツや記念品、販促用ノベルティグッズなど、企業や団体のニーズに応える幅広い製品ラインナップを揃える地域密着型の制作会社です。
青森市で長年ノベルティ制作等を手がけている「青森イベントサービス」は、今かよ子さんが代表取締役を務めるユニークな企業ですが、創業者で現在は相談役の今康弘さんの引退に伴い、現事業の維持・拡大を図るべく事業の承継者を募っています。
康弘さんが築いてきたこれまでの体制の良いところを維持しつつ、新しく理想を抱き実現力のある承継者に譲ることで更なる事業の発展を期待するための募集とのことです。
きめ細やかな顧客対応と小ロット生産
青森イベントサービスは、康弘さんが昭和48年に前身となる有限会社を創業し、その後平成13年に株式会社化。康弘さんは主にスポーツ関係のノベルティなど必要品を企画販売する営業経験を活かし、これまで地域のイベント関係や販促支援のニーズに応えてきました。
平成27年には妻のかよ子さんが代表となり、大型昇華転写技術の導入と縫製商品の製作にも本格的に着手。女性ならではの観点と丁寧な仕事に加え、ユニークなオーダーにも応えお客様に喜ばれています。
また、青森イベントサービスには熟練したデザイン制作技術を持つ従業員が在籍しており、お客様が描いたビジョンをかよ子さんと共に実現化、デザインから制作、顧客対応まで一貫して行います。
「どんなご依頼もお客様と対面で打ち合わせを重ね、お客様の要望に合わせて柔軟にデザイン・製品・納期を提案できることが私たちの強みです。ネット注文とは違い、老若男女広い年代に応じたきめ細かな対応と高い満足度を得られる製品は、多くのお客様から信頼をいただいています。また、大手企業とは異なり、小ロットからの注文にも対応しているので、地域密着型のサービスとして、サークル活動など地元のお客様にご利用いただいています」と語ります。
当日中にTシャツを1枚オリジナルで作りたい、ペットのクッションを実物大で作りたい、持ち込みのトロフィのプレートを差し替えしたい、当日の歓迎会用に横幕を製作したい、海外からの来客にオリジナルタオルを作りたい、全国規模のイベントでメダルや表彰楯をオリジナルデザインで作りたいなど、ご依頼はお客様それぞれ。その依頼になるべく応えたいので、まずはやってみる事でできることを増やしてきたといいます。
好奇心旺盛な康弘さんが転写の最新技術や3DプリンターやUVプリンター、レーザー彫刻などの流行前から目を付け、機械を購入するたびに従業員が未知の技術を実際に試す機会を得ています。その中で使えるものは大きく成長し会社の力になっています。
またコロナ禍では自社も打撃を受けたものの、地元の青森ねぶた祭りが中止に追いやられた影響で懇意にしているねぶた師さんの応援を積極的に展開。オリジナルグッズを企画、製作し、インスタグラムやインターネットで全国のねぶた祭りファンへPRしています。
その時に出会ったお客様が今でも「何か相談するならまずは青森イベントサービスへ」とご相談に訪れるそうです。「大変な時だったけれど振り返ってみるとできる事が一段と増えた時期だったと思います」と康弘さんは話します。
今後も安定した経営基盤と、お客様との信頼関係を継続していくための将来性ある承継を
康弘さんとかよ子さんは青森イベントサービスがこれまで築いてきた顧客の皆様との信頼関係を継続したいと考える中、資本力の強化によって更なる発展を期待するとともに、現従業員の雇用継続をはじめ現在の状態を土台として、新たな発想で業績を上げることを望んでいます。これらのことを可能にできる方、個人なり、法人なりに譲りたいとのことです。
「40年以上かけて築いた信頼関係と技術を次の世代に引き継ぎ、地域の皆様への貢献を続けていただきたい」と語る康弘さん。
青森市内の総合的なノベルティ制作会社として、地域に欠かせない存在となっている青森イベントサービスの譲受を希望する方からのお問い合わせをお待ちしています。