
白鳥町は、岐阜県を代表する自然と歴史のまちです。富士山や立山と並ぶ「日本三名山」の一つ、白山から湧き出る豊かな水が九頭竜川や長良川などを潤し、昔から農業や人々の暮らしを支えてきました。
そのため、白山は水神や農業神として「命をつなぐ親神様」として崇められ、山そのものが信仰の対象となっています。
白鳥町は、白山信仰の美濃地方の中心地として発展し、数々の文化財がその歴史を今に伝えています。また、夏には「しろとり踊り」や世界農業遺産に認定された「清流・長良川のあゆ」、冬にはスキー場と、豊富な観光資源を持つ町です。年間で100万人以上の観光客が訪れる、魅力あふれる地域です。

現在、郡上市白鳥町で人気の飲食店「おかめ」を営む原 良次さん(65歳)。30年前、故郷への想いを胸に郡上へ戻り、一念発起して「おかめ」を開業しました。それ以来、地元の人々や観光客に親しまれながら、地域の味を提供しつづけてきました。しかし、長年続けてきた仕事に、少しずつ体力の限界を感じるように。
「この味と店の想いを、次の世代へつなぎたい」そんな願いから、後継者を募集することを決めました。
リーズナブルでボリューム満点なメニューで、地元にも観光客にも人気
おかめのメニューはランチ向けの定食から単品メニューまで、子どもから大人まで食事を楽しめる幅広いメニューで提供しています。
その中でも一押しなのが「おかめ弁当」です。小鉢には色とりどりの鮮やかな彩りのおかずが美しく盛り付けられています。ひとつひとつ丁寧に仕込まれた小鉢たちは、目で楽しみ、香りに誘われ、食欲をそそられる一皿です。リーズナブルでありながらボリューム満点で、地元の方からも大好評です。
お味噌汁は地元の郡上味噌を使用しています。郡上味噌は赤味噌でも白味噌でもなく、地味噌とよばれ、麦こうじと大豆こうじを使用する独自の製法で、他に類を見ない種類の特徴的な味噌です。


お昼は地元客、夜はイベント利用も。多目的に使える店舗
昼間は地元客を中心にランチを楽しむ方が訪れ、夜は懇親会や法事、スポーツ観戦イベントが行われるなど、多目的に利用され、年間売上高は約3,500万円と安定した経営となっています。
厨房設備一式も整った状態でお店の営業が開始できますし、味や仕入れ先等の引き継ぎもしっかり行います。建物は開業と同時に新築され、その後、内装の改装も行われたため、見た目では古さを感じさせません。
1階部分が店舗で、テーブル席34席(4席テーブル×6、カウンター4席、丸テーブル6席)、座敷が3部屋(約30席)あります。2階部分は住居スペースで、家族が暮らせる十分な広さがあります。駐車スペースも約13台あります。

店名の「おかめ」は、「笑顔が絶えないお店」を目指すという想いから名付けられました。その名の通り、訪れるお客様やスタッフが笑顔になれる、温かみのある空間を提供してきました。原さんが心を込めて築き上げてきたこのお店の想いを引き継ぎ、新たな魅力を加えてくださる方を求めています。