地産地消の料理を毎日手づくり
JR七尾駅前、図書館などの公共施設と商業施設が、複合する「ミナ.クル」の1階に旬の能登の食材を使った食事を提供する「からだキレイ食堂 菜々家」はあります。
菜々屋のコンセプトは「健康になる料理」。
野菜とお米は、契約農家さんからその日に仕入れ、冷凍した食材は使わない、手作り料理にこだわっています。お客様から「健康診断の数値がよくなった」と言われることもあるそうです。
野竹夏子さんは、これまでいくつもの事業を立ち上げてきたパワフルな女性起業家。菜々家だけではなく旅館も切り盛りしています。
菜々家をオープンしたのは平成30年。駅前も盛り上げたいとの思いで、1年の期間限定のつもりでした。
「でも、需要があった(笑)」と野竹さん。菜々家のヘルシーな料理は、七尾のビジネスマンに好評だったため、1年で閉めるはずが気づけば3年が経ちました。
需要のあるのに事業を譲ろうと思ったのは年齢から。手間ひまをかけた手料理を毎日つくり続けるには、体力的に厳しくなったといいます。安定した売上が見込める営業基盤ができた今、次の人に譲ろうと決めました。
地域に喜んでもらえる商売を
「街の中心部だから、競合も多いけれど、地産地消の手料理を出していけば大丈夫」と野竹さんはいいます。実際に新型コロナウイルス感染症の対策で、お弁当販売だけにした今でも、日に40〜60食くらいを販売し、年間で約750万を売り上げ、黒字経営を続けています。
手間も時間もかかる毎日の作業をコンスタントに続けていくのは大変ですが、そのノウハウは野竹さんから教えていただけるとのことです。
「売上も大事だけれど、従業員やお客様、地域に喜んでもらえる商売をしてくれる人に継いでほしい」というのが、地域で活躍する先輩経営者としての野竹さんの希望であり、アドバイスでもあります。
野竹さんの後を継ぎ、地域にも身体にもやさしい、能登の地産地消の手料理を提供してくれる方に、経営ノウハウ、店舗の設備、契約農家などを引き継がせていただきます。ぜひお問い合わせください。