地域の憩いの場を残したい
レーベンハウスは、郡上八幡で約35年、地域の憩いの場として営まれてきた手作りパンとお菓子を提供する喫茶店です。常連のお客には年配の方も多く「孫が帰ってくるから、◯◯をつくってほしい」とリクエストされることもあります。
「永く地域で商売してきたからこそ感じられる喜びがあります」とオーナーの荒井義弘さんは話してくれます。
「これまでお店を支えてくれたお客様たちに憩いの場を残したい」そう考える荒井さんは、自分がまだ元気なうちに、次の担い手にお店を譲りたいと考え、引き継いでくれるひとを募集することにしました。
レーベンハウスを譲るにあたり、味や技術を継いでほしいという条件はありません。ケーキやパンづくりはしなくてもかまわない、ただ、お客様の憩いの場として喫茶店を続けてほしいというのが荒井さんの願いです。
安定した経営基盤
レーベンハウスがあるのは、郡上市の中心街の商業複合施設。となりには市内唯一の高校である郡上高校があり、周辺には住宅や企業もある好立地です。
現在の営業は、モーニングを中心に、パンやケーキ類の販売を行っています。地元のお客さんが中心のため、新型コロナウイルス感染症による観光客減少の影響を受けることもありませんでした。立地と35年間地元のお客様を大切にしてきたことが、安定的な経営基盤になっています。
「ディナーをやったらいいと思います」と義弘さんは言います。確かに安定したモーニングに、ランチやディナーの営業を加えたら売上増が見込めそうです。となりが高校なので高校生向けの商品を考案をするもいいかもしれません。
「次のひとが決まったらお客様にもちゃんと言わないといけないからね」「地域のお客様の大切な場所を守ってくれるひとなら、条件は相談になります」とどこまでもお客様思いの荒井さん夫妻。そんな二人の後を引き受けてくれるひとからのご応募をお待ちしています。