• 会員登録
  • ログイン

2021.01.13

山の上の製麺工場を継ぐ、地域おこし協力隊募集

後継ぎ求人

岡山県内最高峰 後山の冷涼な気候と清流をいかした麺作り

とちやま製麺工場からの眺め

岡山県と兵庫県との県境に位置する後山(うしろやま)は、氷ノ山・後山・那岐山(ひょうのせん・うしろやま・なぎさん)国定公園に属する岡山県の最高峰(1,344m)。奈良時代に行場が開かれ、現在でも女人禁制の修験場が残る霊山です。

その凛とした空気の中、深夜0時過ぎに、とちやま製麺工場の麺づくりは、はじまります。

くっついた麺をはなす杤山𠮷一さん

オーナーの杤山吉一(とちやまよしかず)さんは、この山の上の製麺工場をお父さんから引き継ぎました。杤山さんのお父さんは、兼業農家でしたが、気温が低く乾燥した後山の特有の気候が、揖保乃糸(いぼのいと)で有名な千種川の気候に似ていることから、まちおこしにと、昭和59年に製麺工場を開業、素麺づくりをはじめました。工場はお父さんが自身で建てたものです。

当時、杤山さんは神戸でフランス料理のシェフをしていましたが帰郷。まもなく製麺工場を引き継ぎました。

それ以来、この深夜からの作業を続けています。

昔ながらの手延製法

乾燥される手延べラーメンの麺

とちやま製麺工場の麺作りは、麺を二つの棒に伸ばしながらかけ直す、昔ながらの手延製法。その日の気温や湿度に合わせて、こね加減と塩加減を調整したり、麺の切れ端を無駄にしないようにするなどの努力も怠りません。

深夜の生地づくりにはじまり、午後3時過ぎまで、奥さんと4人のパートタイマーで製造します。昔ながらの製法ですが、少人数で製造するため、機械設備には1億5000万円以上を投資し、最新のものを導入しています。

夫婦二人三脚。かつては両親も含め4人で作業をしていた
杤山夫妻とパートタイマー4名の計6名で製造している。少人数での製造のため最新設備を導入し、作業の効率化を計っている

「粉から麺にするまでのすべての工程を手を抜かずにやることが大事です。とくに朝仕事は大切。時間はかかるけれど、ものづくりは人より努力する必要があります。手間隙かけていい麺をつくればしっかり売れるんです」と杤山さんはいいます。

現在は、7割程度がメーカーからの受注生産、3割がオリジナル製品の製造販売を行っています。オリジナル製品の「手延べもち麦うどん」は、美作市の推奨作物である「もち麦」をつかったつるつるもちもちのうどんで、市のふるさと納税の返礼品にもなっています。

とちやま製麺工場のオリジナル製品。美作市ふるさと納税の返礼品にもなっている

病気を患い、後継者を意識

そんな「しっかり売れている」事業を譲ろうと考えたのは、数年前に大病を患ったから。娘さんが二人いますが、親族への承継ではなく、後山の自然豊かな環境ととちやま製麺工場の麺づくりに魅力を感じてくれるひとに、事業を譲ろうと考えました。

後継者には、「地域おこし協力隊制度」を活用し、美作市の会計年度任用職員として、最長3年間、製麺の技術や経営について学び、地域に馴染んでもらう期間を設けます。就業後は、次期後継者候補として、機械設備を借り受け、販路を継承して独立を目指していただきます。

譲渡費用や大きな設備投資なく、最新の設備や経営基盤を引き継げるのは、経済的にとても大きなメリットです。しかし、それに甘えることなく、ものづくりに対して意欲をもち、この山の上の製麺工場を末永く守ってくれる方からのご応募をお待ちしています。

製麺所の仕事は夜更けからはじまる

募集要項

事業者名

とちやま製麺工場

所在地

岡山県美作市後山1195-1

事業内容

手延べ麺の製造(うどん、ラーメン、素麺)

年商約4,200万円

HP

とちやま製麺工場HP

業務内容

工場での作業の様子

 

一日の流れ

①0:30~ 粉を練る。400kgの粉を練り、小麦粉、食塩、水をこね合わせ生地を作る

②1:30~ 練って布団のような形状になった生地を棒状にする(一番イタギ)

 

 

 

③2:00~ ②で伸ばした棒状の麺を2つに合わせて伸ばす(二番イタギ)

④2:30~ ③で伸ばした棒状の麺を4つに合わせて伸ばす(三番イタギ)

 

 

⑤2:50~4:40 油をつけて束ねた麺を細くする(油かえし/細め・こなし)

⑥7:15~ ⑤の棒状の麺を2本の棒に伸ばしながらかけ渡す(カケバ)

⑦8:30~ ⑥の2本の棒にかけ渡した麺をさらに伸ばす

⑧10:30~15:30 機械で伸ばし、乾燥させる

 

 

(⑨~⑪の工程は前日に乾燥させた麺を製品にする作業)

⑨1:45〜前日に一晩乾燥させた麺を切断する準備をする

 

 

⑩4:40~7:00  麺をカットする

⑪8:00~ 梱包作業

 

 

⑫8:30~ ⑥の2本の棒にかけ渡した麺をさらに伸ばす

⑬10:30~3:30 機械で伸ばし、乾燥させる

継いでほしいひと

・事業を承継し、継続する意思のある方

・勤勉な方

継いでほしいもの

・屋号

・土地・建物・設備

・取引先

・従業員

報酬

美作市パートタイム会計年度任用職員(地域おこし協力隊員 )

報酬:月給166,000円 社会保険完備、住宅あり

※令和3年度は報酬を引き上げる予定

※その他、賞与、時間外手当、退職手当等は支給しません。

 

1日7時間30分、週5日間、計週37時間30分の勤務を基本とします。

※活動内容により、土・日曜日が休日とならない場合があります。

※夜間、土日等の勤務は、勤務時間内で調整します。

 

任用期間:令和3年4月 1 日から令和4年3月31日まで

※ただし、業務・活動状況を勘案し、選考を実施した上で1年毎に更新し、最 長で令和6年3月31日まで延長する場合があります。

※協力隊員としてふさわしくないと市が判断した場合は、任用期間中であって もその職を解くことができるものとします。

 

事業を承継する際、任期終了後に美作市地域おこし協力隊起業・事業承継支援補助金を活用して上限100万円の補助が受けられます。

応募要件

(1)令和3年4月1日現在で、20歳以上の方

(2)応募時点で大学又は専門学校等の教育機関に在学中の場合は、令和3年 3月31日までに卒業見込みの方

(3)応募時点で三大都市圏をはじめとする都市地域等に在住の方で、採用後 生活の拠点を美作市に移し、住民票を美作市へ異動することができる方 (地域要件については総務省の地域おこし協力隊員の要件に準じます。)

(4)普通自動車運転免許を有する方

(5)一般的なパソコン等が使用でき、ワード・エクセル・SNS 等を活用でき る方

(6)心身ともに健康で、市及び地域住民等と協力しながら業務に取り組むこ とができる方 ※採用決定後、必要に応じて健康診断書等の提出を求めます。

(7)地方公務員法第16条の欠格事項に該当しない方

(8)土日及び祝日の行事参加や夜間の会議など、不規則な勤務に対応できる 方

(9)美作市の条例及び規則等その他関係法令を遵守し、職務命令等に従うこ とができる方

(10)公務員としての勤怠管理や物品の管理を適切に行う事ができる方

(11)将来的に、土地、建物、設備を賃貸して、とちやま製麺工場の事業を承継する意思のある方

待遇および福利厚生

(1)加入保険等 健康保険・厚生年金・雇用保険・非常勤職員等公務災害 補償

(2)住 居 受け入れ地域が用意した地域の空き家住宅又は賃貸住宅 を市役所が所有者等から借り上げて準備します。(家賃は 市負担、光熱水費等は個人負担)

(3)貸 与 品 業務用パソコン、事務機器等を必要に応じ貸与します。

(4)活動車 両 使用頻度を勘案し公用車を貸与します。ただし公用車を 貸与しない場合で、業務に私用車を使用した場合は市規定 に基づき私用車借上手当を支給します。 ※美作市での生活や通勤の移動手段として自家用車は必 要不可欠です。自家用車等の持ち込みをお勧めします。

応募/お問合せ

(1)応募締切日 令和 3 年 2 月 5 日(消印有効)

(2)応募方法  下記現地窓口まで持参、郵送、または下記の応募・お問い合わせフォームから送信

(3)提出書類  ① 履歴書(任意様式、写真添付必須)

         ②「美作市地域おこし協力隊」隊員応募申請書

         ③ 住民票記載事項証明書の原本(※コピー不可)

        ※提出された書類は返却しません。

 

ご不明点・ご質問らは、下記の応募・お問い合わせフォームからお気軽にお問合せください。

現地窓口/サポート

美作市企画振興部企画情報課 担当:尾高

住所:〒707-8501  岡山県美作市栄町38-2-2

電話番 号 :0868-72-6631 (直通)

令和3年度美作市地域おこし協力隊 募集要項